最後の浮世絵師、最後の作品

現在開催中のテーマ展の肝ともいえる、浮世絵師「月岡芳年(つきおかよしとし)」の作品をご紹介します。

浮世絵の終末期に活躍した芳年は「最後の浮世絵師」と称されており、今風に表現すれば「劇画タッチ」ともいえる画風が評判を呼び、多彩な作品を残しています。

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↑『新形三十六怪撰』シリーズ「小早川隆景、彦山ノ天狗問答之図」

 

秀吉の命により九州の彦山から木材を切り出そうとした隆景の前に現れた天狗(右)と隆景(緑色の着物の人物)のやりとりを描いています。

なんとも不思議な絵ですが、天狗には人間界がこういう風に見えているのかもしれません。

 

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↑(天狗から見た人間界)

 

芳年の真骨頂ともいえるユニークな構図と色鮮やかなこの作品を最後に、54歳の生涯を終えました。

他にも高い芸術性をそなえた作品が数多くあり、今の時代に繋がる漫画的な作風は、現代の私たちの目には新鮮に映り、きっと楽しんでいただけることと思います。

 

ぜひ天守閣にお越しいただき、実物をご覧ください。

 

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