学芸員とめぐる明治維新と文明開化ツアー レポート
6月26日に行われた「学芸員とめぐる明治維新と文明開化ツアー」の様子をレポートします。
旧桜宮公会堂でランチ→泉布観の外観を見学→造幣博物館の特別展を見学→まち歩き、というスケジュール。
旧桜宮公会堂は、明治天皇記念館として昭和10年(1935)に完成、昭和31年に重要文化財に指定され、現在は婚礼式場兼レストランとして活用されています。
中はラグジュアリーな空間です。
泉布観は外観のみ見学し、道を挟んで向かいにある造幣博物館へ移動。造幣博物館の学芸員の方に特別展の解説をしていただきました。
この後、大阪城天守閣学芸員・宮本の解説を聞きながら、まち歩きをスタートしました。
御幸橋→川崎橋→大坂橋→大阪砲兵工廠跡→偕行社跡(追手門学院小学校)→大阪英学校跡(谷町二丁目交差点)→舎密局→ハラタマ碑(大阪府警本部脇)→大阪城公園を巡りました。
御幸橋跡。
川崎橋。
大坂橋。
レンガ造りの建物が大阪砲兵工廠跡。
偕行社という陸軍の親睦組織が持っていた小学校が、現在の追手門学院小学校の前身です。入口の門柱は、当時のまま残っています。
現在の京都大学のルーツともいうべき舎密局は、明治2年に新政府が設置した理化学系の教育機関で、ハラタマは教頭だった人物です。
今は植えこみに隠れて見えにくくなっていますが、大阪府警本部横の通り沿いにハラタマ碑と胸像が建っています。
普段何気なく通りすぎている場所に歴史の痕跡があり、学芸員の解説を聞きながらのまち歩きはわかりやすく、参加者の方にも喜んでいただけました。