企画展示 逆賊の日本史

 

大阪城天守閣3展示室では、「企画展示 逆賊の日本史」を開催中です(2021年1月27日(水)まで)。

大阪城天守閣が収蔵する屏風絵や錦絵、古文書などの資料を用いて、「逆賊」と呼ばれ、悪役・敵役のイメージが強い人物について紹介しています。

 

具体的に名前をあげますと、平家一党、源義経、南北朝時代の楠木正成や足利尊氏、大河ドラマで話題の明智光秀、松永久秀、幕末・維新期では大塩平八郎や西郷隆盛などを取り上げています。

「逆賊」と呼ばれるようになってからずっと「逆賊」のままの人も、もちろんいるのですが、時代の転換期には、それまで「逆賊」とされていた人が一転「英雄」や「忠臣」になることもありましたし、悲劇的な最期が同情を誘い、のちに作られた物語などで人気者となった「逆賊」もいます。「逆賊」の扱われ方は、その時々の世情に大きく影響を受けている点も興味深いと思います。

 

現代でも、ちょっとしたエピソードやSNSの情報で政治家や芸能人に対する一般の評価が真逆に変わってしまうことも多いですよね。世間の人々による正義と悪の判断が移ろいやすいことは、時代に関係なく、今も昔も一緒なのではないかなと思ってしまいます。

 

今回の展示では、大河ドラマ「麒麟がくる」の先週の放送回で最期を迎えた松永久秀の書状も出陳しています。

 

 

久秀は「逆賊」と呼ばれるようになってからずっと「逆賊」と認識され続けていた人物の一人だと思いますが、大河ドラマの中では久秀役の吉田鋼太郎さんの好演もあり、とても魅力的な人物に描かれていました。長い間「逆賊」とされていた久秀のイメージが変化するきっかけになるかも(?)しれませんね。

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