3・4階テーマ展 「神君家康―『東照宮縁起絵巻』でたどる生涯―」
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関ヶ原合戦の前後に大坂城西ノ丸を拠点とするなど、大坂城の歴史とも関わりの深い徳川家康。彼は大坂夏の陣で豊臣家を滅ぼした翌年、元和2年(1616)4月17日に75歳で世を去りました。死後、遺言によって神にまつられ、朝廷から「東照(とうしょう)大権現(だいごんげん)」の神号を授与されました。江戸時代の人々は敬意をこめて、家康のことを「神君(しんくん)」と尊称します。

今年はその死から、ちょうど400年。本展では紀州徳川家伝来の「東照宮(とうしょうぐう)縁起(えんぎ)絵巻(えまき)」(家康の伝記絵巻)と関連資料により、忍苦と栄光の家康の生涯をたどります。

 

主催 大阪城天守閣

共催 NHK大阪放送局

協力 大河ドラマ「真田丸」大阪推進協議会

 

◆主な展示品 (主要展示品解説PDF

・東照宮縁起絵巻 〈大阪城天守閣蔵〉

 

徳川家康は死後、遺言にもとづき神格化された。朝廷が名づけた彼の神号は、「東照(とうしょう)大権現(だいごんげん)」。その神霊を祭る東照社が死の翌年、元和3年(1617)に日光に創建された。正保2年(1645)には朝廷から「宮」号をゆるされ、東照宮と呼ばれることになった。

東照宮縁起絵巻は家康一代の事跡と、没後に東照宮が成立する経緯などをあらわしたもの。日光東照宮所蔵の原本は寛永17年(1640)、三代将軍徳川家光の命により完成した。絵は狩野探幽の筆、(ことば)(がき)は家康や家光に重用された天台僧の南光坊天海の作文になる。

家康の十男で紀州徳川家の祖となった頼宣は、和歌山に紀州東照宮を創設。さらに住吉如慶(すみよしじょけい)に命じて、日光東照宮の原本を参考に東照宮縁起絵巻を描かせた。正保3年(1646)に仕上がったその絵巻は紀州東照宮に奉納されたが、本品は江戸時代後期、紀州藩主徳川(はる)(とみ)の命で作成され、同家に伝来した優品である。幕府御用絵師の住吉(ひろ)(なお)が第一巻から四巻、その弟の広定が第五巻を担当して、如慶の絵を模写。文政8年(1825)に完成させた。

 

東照宮縁起絵巻 家康臨終の場面

↑家康臨終の場面(東照宮縁起絵巻 第三巻より)

 

開催日時 平成28年3月19日(土)~5月15日(日)
開催場所 大阪城天守閣 3・4階展示室

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