3階 企画展示「逆賊の日本史」

   日本の歴史には「逆賊」される人物が数多く登場します。善が悪を滅ぼすことによって歴史が発展してきたと考える立場からいえば、逆賊は歴史の脇役、引き立て役でしかありません。

 しかし、逆賊という汚名は対戦相手との力関係や世間の評判によって決まるところが大きく、また、下位者が上位者をしのぐ「下剋上」の戦国時代には逆賊の悪評をものともしない人物が乱世をかけめぐりました。幕末・明治維新の動乱の時代には、「逆賊」と「義賊・忠臣」の逆転が何度も起きています。文芸の世界では、魅力的な逆賊が庶民の心をとらえることも多くありました。

 今回の展示では、こうした逆賊たちに注目します。戦国期や幕末・維新期を中心に、大阪城天守閣が収蔵する屏風絵や錦絵、古文書などの資料を駆使しつつ、悪役・敵役のイメージが強い逆賊たちの活躍、虚実入り混じった人物像や意外な魅力、同時代や後世の評価など紹介します。

 

 

◆主な展示品

・松永久秀書状 6月13日付 多四兵宛 〈大阪城天守閣蔵〉

 

・関ケ原合戦図屏風 〈大阪城天守閣蔵〉

 

・錦絵「日本略史図」の内 大塩平八郎 〈大阪城天守閣蔵〉

 

開催日時 令和2年12月1日(火)~令和3年1月27日(水)
開催場所 大阪城天守閣 3階展示室

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