特別展開催中!

現在、大阪城天守閣では「大坂の陣400年記念特別展 豊臣と徳川」を開催中です。

この展覧会を担当した跡部主任学芸員に、展覧会の見どころを聞いてきましたよ!

 

 

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跡部主任学芸員。専門は豊臣期の政治史です。

 

 

スタッフ(以下ス):今回の展覧会の見どころを教えてください。

 

跡部(以下跡):見映え、迫力という点では「慶長大火縄銃」です。

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大阪府指定文化財 慶長大火縄銃(堺市博物館蔵) 

写真ではなかなか伝わりませんが、本当に大きいです。ぜひご自身の目でお確かめください。

 

この火縄銃は全長3メートル(通常の火縄銃は130cm程)、重さ135kgという日本一の巨大さです。徳川家康が慶長15年(1610)に大坂城攻めのために作らせ、実際に使用されたと伝わっています。稲富一夢という鉄砲の名人の指導のもと、国友と堺の鉄砲鍛冶が共同で作りました。

 

ス:実際に使用されたのでしょうか?

 

跡:射程距離は1,600mあるとされ、家康は冬の陣の講和を有利に結ぶため、大坂城に鉄砲や大砲を打ちこみました。

 

ス:これだけ大きいと運ぶのも大変そうです。

 

跡:借りてきたときも、もちろん一人では運べないので、作業員6名+学芸員(なんと館長も!)で運びました。135kgを7人で運ぶから、一人当たり20kg程度なんだけど、100kgくらいあるんじゃないかと思うくらい重かったです・・・。所蔵先から端のほうは持たないように言われていたので、中央1/3部分を屈強な大男7人がお腹と背中をくっつけあい、ひしめきあうようなかっこうで持ち運びました。館長はヒザを痛めてしまいました。

大坂の陣から400年の記念ということで、特別にお借りしてきました。400年ぶりに大阪城に里帰りした火縄銃の迫力を、ぜひ実感してください。

 

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跡部主任学芸員と大火縄銃。大きさがお分かりいただけますか?

 

「大坂の陣400年記念特別展 豊臣と徳川」は5月10日(日)までの開催です。

どうぞお見逃しなく!

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