企画展示「大坂城史×日本の歴史」

大阪城天守閣3階展示室では、11月29日より企画展示「大坂城史×日本の歴史」を行っています。

この展示は、今年4月より大阪城天守閣の学芸員として着任した岡嶋が初めて手掛ける展示となります。岡嶋学芸員に展示についてお話を聞いてきました。

 

 

今回の展示では、秀吉の時代はもちろんのこと江戸時代や明治以降に至るまでの大坂城の歴史を通して見るかたわら、歴史の授業で習ったことのある「あの人」・「あの事件」と大坂城のかかわりについても触れています。

 

秀吉が活躍していた時代をあつかう部分では、大坂城が段階的に大きく、増強されていく過程を追いながら、その時日本では何が起こっていたのかをあわせて見ていただけるように内容を構成しています。秀吉・家康の肖像画、大坂冬の陣の図といった一部の資料は、あえてあまりお目にかかったことのないものを選び出してみました。顔のやせたおじいちゃんの秀吉をイメージしている方は「これが秀吉なの?」と驚かれるかもしれません。

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豊臣大坂城の世界

 

一方で大坂城には、250年にも及ぶ徳川幕府の城としての歴史、さらに明治~昭和の陸軍の一大拠点としての歴史があります。展示の後半では、江戸時代の築城によって現在見られる大坂城ができていく様子、そして陸軍の拠点として機能しながらも公園となって市民に開放されていく様子を紹介します。

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徳川の軍事拠点、大坂城

 

通史展示のほかに、個別のテーマを持った小コーナーも設けました。そのひとつが、石垣の石を切り出す道具のコーナーです。城内の石垣石には、この道具で割った跡が外側から見えるものがあります。中には割るのをあきらめて表面にミシン目のような跡が出ているものも…。展示を見たあと外に出たら、ぜひそんな石垣石を探してみてください。

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岡嶋学芸員、豊臣時代~江戸時代初期の政治史が専門です。

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