古建造物

     
    ●千 貫 櫓(重要文化財)

     2層の隅櫓で、元和6年(1620)小堀遠州の設計で造営された。西の丸庭園の西南隅にあって、多聞櫓のすぐ北側に位置している。西の丸庭園西北隅の乾櫓とともに現存最古の建造物である。千貫櫓の名は、石山本願寺時代に織田信長の軍勢が攻撃を繰り返したとき、この付近にあった隅櫓からの横矢攻撃に悩まされた攻め手の将兵らが「千貫文払ってでもあの櫓を手に入れたい」と話し合ったことに由来すると伝えられており、その頃から続いた呼称と考えられる。
      昭和36年の解体修理のさい、「元和六年九月十三日御はしら立」との墨書のある板が発見され、この櫓の上棟式の日取りが初めて明らかとなった。